2012年3月24日土曜日

こまつな(小松菜) 旬の季節:12~3月

アブラナ科の1.2年草。ウグイスナ、フユナ、ユキナとの別名があります。カブとアブラナの仲間の交雑種で、寒さ強いため、かつては冬場の貴重な緑黄色野菜でした。カブが東京の小松川付近に土着し順化したため、この名がつきました。 

カロテン、カルシウム、鉄、ビタミンCを大量に含んでいます。アクはホウレン草より少なく、緑黄色野菜の優等生。カリウム、リン、亜鉛、銅などのミネラルは、他の野菜と比べて豊富に含まれています。 

骨粗鬆症、貧血、ガン予防、カゼ予防、歯槽膿漏予防。カルシウムとビタミンCの栄養素で骨粗鬆症を予防。ビタミンCは粘膜を強化しカゼの予防に効果があります。カロテン含有量はホウレン草並で、ホウレン草と一緒に青汁にするとガン予防に効果的です。鉄分や銅はカルシウムと協力して貧血を防ぎ、カリウムは高血圧に効果的。血液の流れをスムーズにする働きがあるので、歯槽膿漏、肩こり、尿の出が悪くむくみのある人に効果的です。 

小松菜はアクが少ないので下ゆでや水にさらす必要もありません。ビタミンCは加熱すると壊れやすいので、加熱するときは短時間で。カロテンは油と一緒に取ると吸収率が高まります。カルシウムはタンパク質やビタミンDと一緒に取ると吸収率が高まるので、油揚げとの煮びたしは効果的な料理です。新鮮なものは生で食べてもおいしい。 

すぐに使わないときは全体を霧吹きで濡らし、根を下にして保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室に入れます。調理する前に根元を冷水につけると、葉にみずみずしさが戻ります。黄色くなりやすいので早めに使い切りましょう。

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