2016年12月31日土曜日

今が旬のネギ

ためしてガッテンで長ネギの葉の部分に免疫力を」アップさせる成分がふくまえていると放映されました。

野菜が高騰していますが、ネギだけはお得感があります。この冬は長ネギで、インフルエンザや風邪の予防をしたいと思います。


ユリ科ネギ属(アリウム属)の1・2年草。中央アジアのパミール高原が原産地で、日本には中国、韓国経由で10世紀以前に伝来したといわれています。ねぎの種類は大きく分けると、東北地方で栽培され夏に育ち冬は休眠して年越しする加賀太ねぎ、一年中育つ関西や南日本に多い九条ねぎ、中間型で関東に多い千住ねぎに分類されます。白い部分の多い白ねぎ(根深ねぎ)、葉の部分の多い葉ねぎという育て方による区分もあります。

ネねぎは白い部分と緑の葉の部分で、栄養成分が異なります。ビタミンB1を多く含み、消化吸収を助けるアリシンも含まれています。ツンとくる成分は硫化アリル。葉の部分にはビタミンC、カロテンが多く含まれています。

葉の部分のビタミンCやカロテンの働きと、生で食べると発汗作用のある白い部分の硫化アリルは、風邪の治療に有効です。また硫化アリルは解毒作用があり、胃を刺激して消化液の分泌を促すので、食欲を増進させます。疲労回復や風邪に効きます。

新聞紙に包んで冷暗所において保存します。泥つきのものは、日陰の土中に埋めておくと長持ちします。  

2016年6月19日日曜日

根菜で薬効(大根、にんじん、れんこん、ごぼう)

土の中で育った根菜は、大地のエネルギーを受けて育った野菜です。根っこの野菜には、優れた薬効効果を持っているものが多く、事実、漢方の生薬では、根っこの野菜を乾燥させて作ったものが多いのです。ビタミン、ミネラルが豊富で、同時に食物センイが多く含まれています。近年、脚光を浴びている食物センイは、消化吸収される成分ではありませんが、胃腸をきれいにし、腸の働きを活発化し、発ガン物質などの有害物質を体外に排出する働きがあります。その働きにより、大腸ガンを予防し、便秘や肌荒れを防いでくれます。にんじんやごぼうは、皮に近い部分により多くの有効成分を含んでいます。有機栽培の元気な野菜を選び、皮ごと調理し、栄養素を丸ごと取り入れるようにしましょう。





■根菜で薬効 大根 枝豆と焼きしいたけのおろしあえ


でんぷん分解酵素アミラーゼをたっぷり含んだ大根おろし。胸やけや胃のもたれに効果があります。しいたけのビタミンDが、カルシウムの吸収アップに一役買います。


■<材料>(2人分)


枝豆(ゆでたもの)……20グラム
生しいたけ……1枚
大根おろし……1カップ
A みりん……大さじ1
  しょうゆ……小さじ1/2
  砂糖……小さじ1
  塩……小さじ1/2



■<作り方>




大根おろしは軽く水分をきっておく。




しいたけはさっと焼いて千切りにする。




ボウルに①のおろしとAを入れて混ぜ、②と枝豆を加えて軽くあえる。