2012年5月27日日曜日

とうもろこし 旬:6~8月

もうすぐ6月とうもろこしがおいしい季節です。

子供のころ、茨城のおばあさんが獲りたてのどうもろこしをおやつ代わりに蒸してくれました。甘くてとてもおいしかった。

以下の説明通り、薬効上 早めに食べるのがお勧めです。

世界中で生産されていますが、トップはアメリカで、世界生産量の約4割を生産しています。品種は数千種あるといわれており、食用とされるのはスイートコーンの一種です。1579年ポルトガル船で長崎に渡来した野菜で、肉に不足しているアミノ酸を含んでいるので肉料理の付け合わせに最適。粒の白い部分は胚芽でコーン油になります。ヤングコーンは二番穂を未熟な内に収穫したもの。日本では北海道で多く生産されています。

成分
主成分は糖質で、でんぷんを多く含んでいます。粒の皮には食物センイが多く含まれています。胚芽部分はビタミンB1、B2、E、リノール酸が多く、カリウム、鉄分、銅などのミネラル類も含まれています。種実の表皮はセルロースです。

効能
豊富な食物センイは便通をよくし、コレステロールを低下させます。ビタミンEは老化を防止し、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に欠かせない成分です。リノール酸は不飽和脂肪酸でコレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化の予防にに有効です。カリウムは血圧を下げる効果があります。ひげや芯、根、葉にも薬効があり、ひげは利尿効果や降圧効果として応用されています。

調理時のポイント
・ 収穫後1日で栄養分も風味も半減するので、すぐに食べるようにしましょう。
・ 栄養分の分の損失が早いので、皮は調理する直前にむきます。
・ 栄養価は胚芽部分に集中しているので、実は手でむしり取るようにします。
・ セルロースは消化が悪いので、お粥やスープにすると効果的です。

保存のコツ!
品質の劣化が早いので、保存には向きません。すぐに食べない時はまずゆでて、しっかりラップで包み、冷蔵庫に入れます。

花粉症対策

花粉症はⅠ型アレルギーに分類される疾患です。

植物の花粉が目や鼻などの粘膜に接触することで、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみといった特徴的な症状が 引き起こされます。原則的に自然治癒は期待できないとされており、患者数は増える一方で、新たな国民病ともいわれています。有効と考えられる食べ物を日常 的に取り、体質を改善していくことが大切です。

効果的な食材:
  1. ポリフェノールを含んでいるものを取る(お茶・しそ・トマト・ハーブティーなど) 
  2. EPAやDHAを多く含む青魚を取る 
  3. 体を温める食べ物を取る(穀類・豆類・いも類など) 
  4. 食品添加物の取り過ぎに注意する
 ハーブのごま和え



骨粗鬆症の予防にも有効
抗アレルギー作用のあるハーブと、抗酸化力の高いごまは、ビタミンやミネラルを豊富に取ることができるため、花粉症を軽くする食べ合わせです。ごまに含まれる豊富なカルシウムは吸収を高めるマンガンの働きで無駄なく吸収され、骨粗鬆症の予防にも有効です。

-------------
バランスの良い食生活はアレルギー緩和に大切です。 三大栄養素の炭水化物 タンパク質 脂肪を常に意識し、楽しく食事をとりましょう。このバランスを崩すダイエット方は決して試みないようにしましょう。