2015年11月15日日曜日

腎臓の病気 腎臓を大切にする

臓器の中で特に大切な、肝臓と腎臓。どちらも機能低下が起こると重篤な病気になります。肝臓は治る可能性がありますが、腎臓は一度機能が低下すると直すことが困難です。

腎臓は、直径約2mmの毛細血管である糸球体が集まってできています。心臓が全身に送り出す血液の約4分の一が腎臓に送られます。その量は1分間に約1リットルです。腎臓は酷使される臓器なのです。

今回は、腎臓についてまとめました。

腎臓の主な機能


1. 血液中の老廃物の排泄

腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体外へ出してくれます。また、一方で、体に必要なものは再吸収します。1日に約180リットル(ドラム缶1本分)の尿を作り出し、1から」2リットルを体外に出します。

腎臓の働きが機能しなくなると、老廃物や毒素が体内に蓄積され尿毒症になります。

2. 水分量の調節 

人間の体の約60%は水分で、腎臓はこの水分量を調整しています。腎機能が低下すると、水分調整ができず、瞼や足などにむくみが出ます。

3. 血圧の調整 

腎臓は、血圧をコントロールするホルモンをだします。塩分と水分の排出量を制御することによって血圧を調整していますので、高血圧は腎臓に負担をかけます。

4. 体液の濃度やバランスを調節 

腎臓は、体に必要なミネラルを体内に取り込みます。ミネラルが不足すると、手足のしびれ、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れます。

5. 血液を弱アルカリ性に維持する

6. 骨を強くする

7. 血液を作るシグナルを脊髄に送る



腎臓が出す病気のシグナル

尿の色

正常
黄色~琥珀のような淡黄褐色で透明

濃いオレンジ
大量に汗をかいた後、ビタミン剤が原因。難につも続く場合は注意

緑色
肝臓の病気の可能性

白く濁った色
白血球が混ざっている。感染症

(危険)赤、黒
血液が混ざっている。急性腎炎、がん、尿路結石


2015年11月1日日曜日

食の食べ合わせ

食べ合わせの効能はいろいろあります。

例えば、ほうれん草はそのまま食べてもカロテンやビタミンC、鉄分が多く、貧血やカゼ予防、ガン予防に優れています。

更に、ほうれん草をごま和えにすると、ごま、醤油、みりんなどが組み合わされます。ごまの油脂がほうれん草のカロテンの吸収を高め、さらに醤油のアミノ酸が胃液の分泌を高め、消化力をアップします。ごまのビタミンEや抗酸化作用の高いセサミンなどがプラスされることによって、ほうれん草だけで食べるよりも、抗ガン作用や貧血予防効果が高まり、カゼ予防、疲労回復、滋養強壮、老化防止等、薬効がグンと高まるります。

また、女性に多い胆石ですが、硝酸の多い食材を食べすぎないよう注意が必要ですが、胆石が気になる方は、カルシウムと一緒に食べるとよいでしょう。

ほうれん草のお浸しにかつお節をかける食べ合わせは、昔ながらの食べ方ですが、理にかなっています。一緒に食べることで、小腸で吸収される前にかつお節に含まれるカルシウムとほうれん草のシュウ酸と結合し、硝酸カルシウムとなり体外に排出されるからです。