腎臓は、直径約2mmの毛細血管である糸球体が集まってできています。心臓が全身に送り出す血液の約4分の一が腎臓に送られます。その量は1分間に約1リットルです。腎臓は酷使される臓器なのです。
今回は、腎臓についてまとめました。
腎臓の主な機能
1. 血液中の老廃物の排泄
腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体外へ出してくれます。また、一方で、体に必要なものは再吸収します。1日に約180リットル(ドラム缶1本分)の尿を作り出し、1から」2リットルを体外に出します。
腎臓の働きが機能しなくなると、老廃物や毒素が体内に蓄積され尿毒症になります。
2. 水分量の調節
人間の体の約60%は水分で、腎臓はこの水分量を調整しています。腎機能が低下すると、水分調整ができず、瞼や足などにむくみが出ます。
3. 血圧の調整
腎臓は、血圧をコントロールするホルモンをだします。塩分と水分の排出量を制御することによって血圧を調整していますので、高血圧は腎臓に負担をかけます。
4. 体液の濃度やバランスを調節
腎臓は、体に必要なミネラルを体内に取り込みます。ミネラルが不足すると、手足のしびれ、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れます。
5. 血液を弱アルカリ性に維持する
6. 骨を強くする
7. 血液を作るシグナルを脊髄に送る
腎臓が出す病気のシグナル
尿の色正常
黄色~琥珀のような淡黄褐色で透明
濃いオレンジ
大量に汗をかいた後、ビタミン剤が原因。難につも続く場合は注意
緑色
肝臓の病気の可能性
白く濁った色
白血球が混ざっている。感染症
(危険)赤、黒
血液が混ざっている。急性腎炎、がん、尿路結石