2011年12月23日金曜日

血糖値の急激な上昇を抑える

誰でも食後の血糖値は上がります。食事の食べ方、食材によって上がり方は様々です。

食事のたびに血糖値が急激に上昇すると膵臓に負担がかかり、インスリンの正常な分泌が損なわれます。がんの中でも最も厄介な、すい臓がんになることもありえます。

血糖値の急激な上昇を抑えるためには、まずごはんと一緒に食物繊維を十分にとることです。

食前に牛乳コップ一杯を飲むとさらに効果的です。ヨーグルトでもよいとされています。

いきなりご飯を食べるのではなく、オクラやゴボウ等の初期持つ繊維の多い野菜と一緒に食べるように心がけることが肝心です。

以下はタコ飯のレシピです。沢木みほずほ先生のレシピから抜粋しています。

タコとごぼうが、血糖値の急上昇を予防する
タコのたんぱく質と米の炭水化物に、油の脂質がプラスされ、エネルギーの高い力の出る一品です。タコのベタインやタウリンにはコレステ ロールを下げる働きがあり、ごぼうの食物繊維の悪玉コレステロールを除去する働きと一緒になって、高血圧の予防に働きます。また、タコのベタインやごぼう の食物繊維には、血糖の急上昇を防ぐ働きがあるので糖尿病の予防にも効果があります。


2011年12月17日土曜日

食材を組み合わせて調理

ほうれん草の胡麻和え

ほうれん草を調理もせずに食べる人はほとんどいないでしょう。そのまま食べてもカロテンやビタミンC、鉄分が多く、貧血や風邪予防、がん予防に優れていますが、昔ながらの定番「ほうれん草の胡麻和え」にすると、胡麻、醤油、味醂などが組み合わされ、下記のような効果が高まります。

ごまの油脂:ほうれん草のカロテンの吸収を高める。
醤油のアミノ酸: 胃液の分泌を高め、消化力をアップする。
更に、ごまのビタミンEや抗酸化作用の高いセサミンなどがプラスされることによって、ほうれん草だけで食べるよりも、抗がん作用や貧血予防効果が高まり、風邪予防、疲労回復、滋養強壮、老化防止等、薬効がグンと高まります。

食材を組み合わせて調理することによって、栄養素や薬効が単純に1プラス1が2ではなく、3にも4にもなります。料理を作るときに、3つの(あるいは3つ以上の)食材を組み合わせることを習慣づけましょう。効率のよい賢い食べ合わせが自然治癒力を高め、健康な体作りに役立ちます。

サプリメントブームの時代ですが、高額なサプリメントを取るよりも、正しい食材・調理法で正しい食事を取る方が遥かに健康維持に役立ちます。