2015年7月6日月曜日

自分に合っている健康維持

TVでよく名医が紹介されます。名医と言うよりTVタレントのように頻繁に見かける医師の方も多くいます。

視聴者は健康ブームもあり、お医者さんがアドバイスする番組をよく見る傾向があります。私もそのうちの一人でしょう。

私の場合は、TVで述べたことを鵜呑みにしないようにしています。

例えば、健康維持にに大切な適度の運動とは何でしょう。ジョギングを進める医者もいれば、ジョギングは危険と言う医者もいます。健康維持に大切な食事のとり方は? 一日三食を勧める医者もいれば、一食を進める医者もいます。

私たち動物は外的・内的に影響を受けても、自分の体内でバランスを取り、生命を維持できるような能力を持っています。この能力をホメオスタシスといい、「恒常性の維持」と訳されています。

野菜不足の状態が続くと無償に野菜が食べたくなる、汗を大量にかくと塩分が欲しくなる、甘いものが無償に食べたくなる、食べすぎの状態で苦しくなると早く 排泄しようとする…というような状態になったことはありませんか。これがホメオスタシスによる働きで、足りない時は取り入れ、多すぎる時は出そうとする体 に備わった能力です。体内でバランスを保ち健康を維持する、ホメオスタシスとは体の内なる声ともいえます。

しかし、なんでも簡単に手に入る時代です。本来持っているこの能力が薄れている人が多くいるような気がします。生活習慣病が多いのも頷けます。

私たちは一人ひとり体質・体調が異なります。自分に合った健康法を見つけ、 ホメオスタシス能力を取り戻しましょう。

2015年7月5日日曜日

とうもろこし 旬:6~8月

世界中で生産されていますが、トップはアメリカで、世界生産量の約4割を生産しています。品種は数千種あるといわれており、食用とされるのはスイートコー ンの一種です。1579年ポルトガル船で長崎に渡来した野菜で、肉に不足しているアミノ酸を含んでいるので肉料理の付け合わせに最適。粒の白い部分は胚芽 でコーン油になります。ヤングコーンは二番穂を未熟な内に収穫したもの。日本では北海道で多く生産されています。
 
成分 
主成分は糖質で、でんぷんを多く含んでいます。粒の皮には食物センイが多く含まれています。胚芽部分はビタミンB1、B2、E、リノール酸が多く、カリウム、鉄分、銅などのミネラル類も含まれています。種実の表皮はセルロースです。
 
効能 
豊富な食物センイは便通をよくし、コレステロールを低下させます。ビタミンEは老化を防止し、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に欠かせない成分 です。リノール酸は不飽和脂肪酸でコレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化の予防にに有効です。カリウムは血圧を下げる効果があります。ひげや芯、 根、葉にも薬効があり、ひげは利尿効果や降圧効果として応用されています。

調理時のポイント
・ 収穫後1日で栄養分も風味も半減するので、すぐに食べるようにしましょう。
・ 栄養分の分の損失が早いので、皮は調理する直前にむきます。
・ 栄養価は胚芽部分に集中しているので、実は手でむしり取るようにします。
・ セルロースは消化が悪いので、お粥やスープにすると効果的です。
 
保存のコツ!
品質の劣化が早いので、保存には向きません。すぐに食べない時はまずゆでて、しっかりラップで包み、冷蔵庫に入れます。