2016年6月19日日曜日

根菜で薬効(大根、にんじん、れんこん、ごぼう)

土の中で育った根菜は、大地のエネルギーを受けて育った野菜です。根っこの野菜には、優れた薬効効果を持っているものが多く、事実、漢方の生薬では、根っこの野菜を乾燥させて作ったものが多いのです。ビタミン、ミネラルが豊富で、同時に食物センイが多く含まれています。近年、脚光を浴びている食物センイは、消化吸収される成分ではありませんが、胃腸をきれいにし、腸の働きを活発化し、発ガン物質などの有害物質を体外に排出する働きがあります。その働きにより、大腸ガンを予防し、便秘や肌荒れを防いでくれます。にんじんやごぼうは、皮に近い部分により多くの有効成分を含んでいます。有機栽培の元気な野菜を選び、皮ごと調理し、栄養素を丸ごと取り入れるようにしましょう。





■根菜で薬効 大根 枝豆と焼きしいたけのおろしあえ


でんぷん分解酵素アミラーゼをたっぷり含んだ大根おろし。胸やけや胃のもたれに効果があります。しいたけのビタミンDが、カルシウムの吸収アップに一役買います。


■<材料>(2人分)


枝豆(ゆでたもの)……20グラム
生しいたけ……1枚
大根おろし……1カップ
A みりん……大さじ1
  しょうゆ……小さじ1/2
  砂糖……小さじ1
  塩……小さじ1/2



■<作り方>




大根おろしは軽く水分をきっておく。




しいたけはさっと焼いて千切りにする。




ボウルに①のおろしとAを入れて混ぜ、②と枝豆を加えて軽くあえる。