2013年11月4日月曜日

デザイナーフーズプログラム

デザイナーフーズプログラム

「デザイナーフーズプログラム」ってご存知ですか。

これは1990年から5年間の計画で、予算2000万ドルで始まったアメリカ国立ガン研究所のプロジェクトの名称です。

このプロジェクトの目的はガンによる死亡を減らし、ガンを予防すること。発ガンの原因は、今だ完全には解明されていませんが、原因の1/3以上は食生活に由来すると考えられています。予防するためにはどんな食べ物を取ればよいのか、プロジェクトでは世界的な疫学調査を行い、過去10年間に「ガン予防効果を示唆する」という統計上の効果が認められた食品を発表しました。

発表された食品は約40種類の野菜、果物、穀類、香辛料など。いずれも抗酸化作用があり、活性酸素などによるDNAの損傷を防いでガンを抑制することが証明されている食品です。効果の高いといわれる食品を頂点にピラミッドで構成されています。大きく3つのグループに分けられ、抗酸化作用の高いβカロテンやポリフェノールなどを含む食品がピラミッドの上部に位置しています。

このガンに効く食品の位置付けは疫学調査に基づいているため、今後の食品に含まれる有効成分やガン予防の研究が進めば、新たに加わる食品が登場することも考えられ、変更されることもあります。また、日本人の食生活に合わせて、さらにプラスしてもよい食品も考えられます。

デザイナーフーズプログラムで発表された食品は、ガン予防だけでなく、免疫力を高め、生活習慣病の予防にも有効な食品です。毎日の食生活の中で努めて摂取することで、体の酸化を防ぎ、自然治癒力を高め、ガンを始めとする生活習慣病を防ぎましょう。

●ガン予防を期待できる食品

第1群:
にんにく、きゃべつ、甘草、大豆、しょうが、セリ科植物(にんじん、セロリ、パースニップ)

第2群:
たまねぎ、茶、ターメリック(ウコン)、玄米、全粒小麦、豆腐、かんきつ類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)、ナス科植物(トマト、なす、ピーマン)、アブラナ科植物(ブロッコリー、カリフラワー、芽きゃべつ)

第3群:
メロン、バジル、タラゴン、エンパケ、ハッカ、オレガノ、きゅうり、タイム、あさつき、ローズマリー、セージ、じゃがいも、大麦、ベリー類

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