近年、脚光を浴びている食物センイは、消化吸収される成分ではありませんが、胃腸をきれいにし、腸の働きを活発化し、発ガン物質などの有害物質を体外に排出する働きがあります。その働きにより、大腸ガンを予防し、便秘や肌荒れを防いでくれます。
にんじんやごぼうは、皮に近い部分により多くの有効成分を含んでいます。有機栽培の元気な野菜を選び、皮ごと調理し、栄養素を丸ごと取り入れるようにしましょう。
大根と鮭の煮つけ
鮭の赤い色はアスタキサンチンというカロチノイド色素で、体内に吸収されると、ビタミンA効果を発揮します。風邪を退治し、抵抗力を高めてくれます。大根と昆布の食物センイは、便秘に効果的です。
■<材料>(2人分)
大根……400~500グラム
生鮭……2切れ
糸昆布……ひとつかみ
A だし汁(水でもよい)……2カップ
酒……大さじ3
しょうゆ……大さじ3
砂糖……大さじ2
■<作り方>
①大根は皮をむいて、1センチ厚みの輪切りにする。
②鮭は一口大のそぎ切りにする。
③糸昆布はさっと水で洗い、食べやすい長さに切る。
④鍋に大根を入れ、ひたひたの水を注ぎ、10分くらいゆでる。
⑤④に生鮭、糸昆布、Aを入れて煮る。沸騰したら簡単にアクをすくい、中火にして20~30分、煮汁がなくなるまで煮つける。
★クッキング用語
そぎ切り
庖丁で食材を切る時は、普通右から切りますが、そぎ切りの時は左から切ります。庖丁を右に傾けてそのまま切るのがそぎ切り。普通はふぐやひらめのような身の締まった魚を切る時にします。
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