息が苦しくて、病院に行ったら酸素飽和度が82%。
どんな病気が考えられるでしょうか。
酸素飽和度とは、SaO2、SpO2、サチュレーションとも呼ばれ、動脈血のなかにどの程度の酸素が含まれているかを示す指標です。正常な動脈血の酸素飽和度は95%以上で、酸素飽和度が82%は危険な状態です。
可能性の高い病気は、気管支喘息です。呼吸音の聴診で判断できます。呼吸の最後にキューという短い雑音があります。しかし、喘息が重症化すると、サイレントチェストと呼ばれ、音が出ない場合があります。ステロイドの点滴で改善すれば喘息の可能性が大です。
ステロイドを投与しても酸素飽和度が正常値まで回復しない場合は、他の病気が考えられます。
気胸
肺に穴が開き、空気が漏れ出る病気です。
過敏性肺臓炎
カビやほこりなどを繰り返し吸い込むことで起こるアレルギー性のの肺炎です。
肺血栓塞栓症
脚の深部静脈に血の固まりができて心臓から肺動脈に流れ詰まってしまう病です。急激に息苦しくなります。長時間座ったままでTVゲームやスマフォの操作をする人が増えてきましたが、大変危険です。
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